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知っておきたい身体の危険信号

患者数300万人以上 自覚症状が現れない肝臓病

がん細胞が発見されたら、早期の治療が必要

(財)がん研究振興財団の統計によると、がんの死亡数が多い部位は男女ともに1位は肺がんです。主な原因は喫煙ですが、喫煙者が吐き出す煙や、タバコの先から立ち上る煙(副流煙)を吸う間接喫煙(受動喫煙)も、人体に悪影響を与えます。また、喫煙に関係しない肺がんもあります。
肺がんは初期症状が現れにくいのが特徴です。肺は全身の血液が通過する臓器なので、肝臓、副腎、骨、脳などに転移しやすく、発見したときには広範囲に広がっている場合も少なくありません。そのため定期的な検診で異常がないか確認することが大切です。もし肺にがん細胞が見つかったら即、治療が必要となります。

部位別がん死亡数(男女合計)

タバコの煙に含まれる有害物質

糖尿病  

徐々に進行し、せき、たん、息切れが続くCOPD(慢性閉塞性肺疾患)

同じ肺の病気として増加傾向にあるのが、COPD(慢性閉塞性肺疾患)です。COPDは肺の気管支に炎症が起きて空気の通りが悪くなったり、ガス交換をする肺胞が壊れて呼吸がしにくくなる病気です。主な原因は、肺がんと同様、喫煙や間接喫煙です。喫煙を続けていると症状はどんどん重くなり、せきやたんが続き、やがて息切れがひどくなり、最後には酸素ボンベが手放せなくなります。また肺気腫や慢性気管支炎でも同様の症状が起きてきます。健康な人でも加齢とともに肺機能は低下しますが、COPDにかかると衰えはさらに速まり、風邪などの感染症を悪化させるケースもあります。  

 

 

■COPDの進行

 
喫煙者はもちろん、副流煙を吸っている非喫煙者も定期的な検診を。

たとえタバコを長年吸っていても、たんのからみや肺の痛みが出ないケースもあります。しかし喫煙者の相当数がCOPDの潜在的な患者です。また肺がんは自覚症状がないぶん、定期的な検診を心がけましょう。非喫煙者も周りに喫煙者がいる場合には、検診を受けるようにしてください。

 
 
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