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知っておきたい身体の危険信号

成人の8人に1人 新たな国民病とされる慢性腎臓病

不調を病気にさせない、病気を悪化させないためにも、症状の起こるメカニズムを知り、適切な予防と対策 に努めましょう。健康診断は病気予防、早期発見に役立ちます。

腎臓の不調は全身トラブルのもと

  腎臓病
腎不全の予備群を含め、腎機能が低下する病気をすべて「慢性腎臓病」と呼びます。具体的には「尿検査などで腎臓に明らかな障害がある」「腎臓の機能が健康な人の60%未満」のいずれか、あるいは両方が3ヵ月以上続く状態。現在、日本の患者数は1300万人以上(20歳以上の成人の8人に1人)で新たな国民病ともいわれます。特に糖尿病の方は要注意です。
腎臓の働きが低下すると、貧血や身体のだるさなどを感じたり、心臓の働きに障害が出たりします。将来的には骨がもろくなったりします。(骨粗しょう症)

じわじわと進行する危険な病気

30歳頃の腎機能を100%とすると、その後、1歳ごとに約1%ずつ低下するといわれ、高齢になるほど腎臓病になる可能性は高まります。しかも、腎臓は一度悪くなってしまうと自然に治ることはありません。放っておくと、どんどん進行して腎不全を招くケースも。腎不全になると体内から老廃物を除去できなくなり、最終的には透析療法が必要になります。
 腎臓の働き
※eGFR……推算糸球体ろ過量。クレアチニン値と、年齢・性別を用いて算出し、腎機能の指標とされる。
自覚症状がないから健康診断で早期発見を

慢性腎臓病は、初期の段階では自覚症状がほとんどありません。症状が自覚される頃には、すでに進行している場合が多いと言えます。定期的に健康診断を受けることが、早期発見の近道。尿や血液の検査で腎機能の健康状態を知ることができます。例えば、尿中に排出される老廃物やたんぱく質、糖、潜血を調べる「尿検査」では、腎機能や尿路の健康状態がわかります。また正常であれば、血液中のクレアチニンや尿素窒素などの老廃物は尿に排出されますが、腎機能が落ちると血液中にたまります。

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