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知っておきたい身体の危険信号

50年間に男性約7倍、女性約6倍に増加!女性がん死の第1位 大腸がん

認知症の高齢者は208万人以上!

「何を食べたか思い出せない」「眼鏡を置いた場所を忘れた」など、歳を重ねると、物忘れは頻繁に起こります。このように体験の一部を忘れることは、加齢による脳の老化といえます。しかし、食事をしたことや眼鏡を持っていること自体を忘れてしまう場合には、認知症の可能性が考えられます。 厚生労働省の調査によると、認知症のある要支援・介護認定者の数は、2010年で208万人、2040年には1.8倍の385万人に及ぶと推計しています。高齢化社会を迎えるなか、認知症患者の増加は避けることができません。

40代前半に発症することも

認知症の半数は、脳が萎縮して発症する「アルツハイマー型認知症」です。他にも、脳梗塞や脳出血などの病気が引き金となって脳に障害が起こる「脳血管性認知症」、脳全体にレビー小体という特殊な物体ができる「レビー小体型認知症」などがあります。
最近では若ければ20代でも発症し、40、50代に増加している「若年性アルツハイマー」が注目され、患者数は全国で約4万人というデータが明らかになりました(2009年厚生労働省発表)。アルツハイマー型認知症は、物忘れの症状がゆっくりと進行するため、初期の段階では認知症と気づかないケースも。症状が進行していないか、日々の変化を見逃さないようにしましょう。
 
血管の危険なステップ

アルツハイマー型認知症は数年のうちに日常生活に障害が現れる

アルツハイマー型認知症の自然経過
アルツハイマー型認知症は3〜4年かけて進行していきます。初期には物忘れだけの時期が続きますが、出来事を丸ごと忘れていることが病的な物忘れの特徴です。数年のうちに日常生活の障害(買い物、掃除、料理、着替えなどの障害)が出現し、また、物盗られ妄想などもみられるようになります。
 
脳の異常を予知して発症を未然に防ぐ

脳血管性認知症は、発症の原因となる脳梗塞や脳出血にかからないよう、生活習慣に気をつけることで予防ができます。しかし検査により100人に3人の割合で脳になんらかの異常が発見されるのも事実です。よく発見される脳の疾患は、脳動脈瘤、未破裂脳動脈瘤、無症候性脳梗塞、脳腫瘍などがあげられます。危険を回避するためにも、定期的な検査をおすすめします。

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