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知っておきたい身体の危険信号

患者数300万人以上 自覚症状が現れない肝臓病

過食や運動不足も肝炎を招く

肝臓病は「お酒の飲み過ぎによる病気」というイメージが強く、飲酒をしない人は「自分とは無関係」と思いがちです。しかし「アルコール性肝障害」のほかにも、過食や運動不足など生活習慣が原因の「脂肪肝炎」、感染による「ウイルス性肝炎」など、さまざまな病気があり決して他人事ではありません。 肝臓病の約8割はウイルス性肝炎で、日本には300万人の感染者がいると推定されています。ウイルス性肝炎には、A型B型C型などがあり、最も患者数が多いのはC型肝炎で約200万人。そのうち約150万人が検査や治療を受けていないと考えられ、そのまま放置すると肝臓病の最終的な病気である「肝硬変」や「肝がん」に進行する恐れがあります。   部位別がん死亡数

繊維化に見る肝臓病の進行

慢性化した肝炎を放置していると、肝臓の線維化が進み、約25〜30年で約50%が肝硬変となり、 さらに10年以内に80%が肝がんとなります。

肝臓病のあらゆる合併症に注意

肝臓はさまざまな器官と密接なつながりを持つため、肝臓病が進行すると、ほかの病気を引き起こす恐れがあります。たとえば肝機能が低下すると、血液中の糖分をうまく代謝できず「糖尿病」を招きやすくなります。さらに肝炎が進行して肝硬変になると、門脈内の血圧が高まって、門脈に流れ込んでいる胃や十二指腸の血流にうっ血が起こり、「胃潰瘍」や「十二指腸潰瘍」ができやすくなったり、また腎臓の血液循環が悪くなって腎機能が低下し、「腎不全」という危険な状態に陥ることもあるのです。
定期的な健康診断で数値の変化を読み取ることが大切

肝臓には神経が通っておらず、痛みなどの自覚症状に乏しく「沈黙の臓器」といわれます。そのため肝炎にかかっているにも関わらず、その約半数は病気に気づかないという深刻な問題を抱えています。
症状が現れたときはかなり進行しており、治療に長い時間を要します。 定期的に健康診断を受けることで、数値のバランスを読み取り、ある程度の病気を診断することが可能です。早期発見・早期治療のためにも、長い経過の中で変化を見るようにしましょう。

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