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知っておきたい身体の危険信号「肝臓病」
>検査内容と検査結果解説
肝臓の病気を知る検査
血液検査
肝細胞が破壊されると、血液中にASTとALTという酵素が漏れます。これらの数値の高さと、どちらの値が優位かによって、病気を診断します。
※日本医師会より
項目
正常値
解説
AST(GOT)
10〜30 IU/I
心臓、骨格筋、肝臓に多く含まれる酵素。
数値が高い場合は、肝臓や心臓の病気が疑われる。
ALT(GPT)
0〜35 IU/I
肝臓に含まれる酵素。
数値が高い場合は、肝臓の病気が疑われる。
γ-GTP
0〜80 IU/I
肝臓、膵臓、腎臓に多く含まれる酵素。
アルコール性肝障害によって著しく上昇する。
ASTとALTのバランスからわかる肝臓病
急性肝炎・慢性肝炎の場合:ALT>AST
肝硬変・肝がんの場合:AST>ALT
※慢性肝炎は、炎症が落ち着くと正常値を示したり、数値のばらつきも見られるので、
正常値だからと安心はできません。
数値が上昇していないか、長い経過の中で変化を見ることが大切です。
CT・MRI検査
身体を輪切りにしたような画像を撮影し、肝臓に悪性腫瘍がないか確認します。脂肪肝、高度脂肪肝など進行の程度や腫瘍の個数を把握することができます。またMRI検査は、肝臓内の血液の流れまで正確に写し出すことができ、肝細胞がんや血管腫の検査によく使用されます。
>>「検査機器」について詳しく知りたい方は、コチラ
ドクターより
CT・MRI検査の画像診断で早期発見を!
肝臓疾患は、血液検査を実施しても異常が現れないケースが多く見られますので、CT、MRI等の精密検査が必要です。
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