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トップページ>知っておきたい身体の危険信号「虚血性心疾患」

知っておきたい身体の危険信号

患者数300万人以上 自覚症状が現れない肝臓病

血管のつまりが原因

    ■主な死因別 死亡数の割合
厚生労働省の調査によると、日本人の死因の第1位はがん、第2位は心疾患、第3位は脳血管疾患です。心疾患の死亡数は1年間で約19万人、そのうち急性心筋梗塞や狭心症は約8万人と、およそ半数を占めます。
心筋梗塞や狭心症は「虚血性心疾患」といわれ、心臓を動かしている筋肉(心筋)に十分な血液が流れなくなって起こります。食生活の偏りや運動不足によりコレステロール値が高まって血管がつまるので、日ごろから注意が必要です。なお狭心症は一時的なものですが、心筋梗塞は心筋が壊死を起こし、命に関わる怖い病気です。
  死亡数の割合

不整脈は心臓からの危険信号

虚血性心疾患の兆候のひとつとして、心筋の電気系統に異常が生じ、脈が乱れる不整脈があげられます。 心臓はポンプのように膨らんだり縮んだりして、約1分間に60〜70回、一定のリズムで脈拍をうち全身に血液を送っています。このリズムを正常同調律といい、これ以外のおかしなリズムは全て不整脈になります。 実は不整脈は正常な人にも起こりますが、血圧低下、冷や汗、胸の苦しみ、目の前が暗くなるなどの症状が伴う場合には注意が必要です。自覚症状を感じたら、専門機関で検査を受けるようにしましょう。

主な不整脈の種類

種 類 具体的な症状
脈がとぶ
期外収縮
不整脈の中で最も多く見られ、脈拍がとぶ状態のこと。
のどが詰まった感じ、胸がぎゅっとなる、胸にチクリとした痛みを感じる。
精神的ストレスや自律神経の乱れが原因で、一過性のもの。
脈が速くなる
頻脈性不整脈
脈拍が速くなって動悸が起こったり、めまいを伴うことも。
1分間に100以上の脈拍を打ち、血圧が低下し失神するケースもある。
突然死や脳梗塞の原因となるので、一刻でも早く病院で検査が必要。
脈が遅くなる
徐脈性不整脈
脈拍がゆっくりになり、数秒間、心臓が停止する状態。
1分間に40回程度、またはそれ以下になる。
5秒以上途切れると目の前が真っ暗になり、10秒では失神やけいれんを起こす。
規則正しい生活習慣、定期的な検査で早期発見を。

歳を重ねるにつれ血管は老化し、喫煙や運動不足、食生活の乱れは、さらに血管にダメージを与え、心臓への負担を大きくします。心筋梗塞は、前ぶれなく発症するケースも…。規則正しい生活習慣と定期的な検査を心がけてください。

 
 
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